会社に貢献する女性社員の育成&社内コミュニケーション改善

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1.基本情報

ミップ・コンサルティング
代表 橋本 美穂

ZIP-FM ニュース・ウエザー出演中
ZIP-FM 月~木 「ノーテンキ」出演中

2.経歴

アナウンスオフィス有限会社ミップ・ステーション 代表取締役
ZIP-FMナビゲーター&ナレータースクール校長
日本アンガーマネジメント協会ファシリテーター
日本アンガーマネジメント協会パワーハラスメント防止アドバイザー
個性心理學研修所認定講師
アクティブブレイン準講師
気象予報士

著書「朝1分の習慣 いつも「感じがいい」と言われる女性の話し方のルール 」

3.プロフィール

トヨタ自動車(株)に3年間勤務。退職後名古屋の人気FM局ZIP-FMのオーディションに合格し、フリーアナウンサーとなる。開局からニュース&ウェザーを担当。また同局の名物DJと繰り広げる軽快な会話が人気の「ノーテンキ」は、15年以上続く人気コーナーとなっている。
アナウンサーとして培ってきたノウハウを生かし、「話し方講師」としてもオファーが急増。ラジオ局においてもアナウンススクールを運営するなど、 これまでに1,000人以上を指導してきた。
一方、ZIP-FM開局と同時期の1993年に、イベントコンパニオンの派遣会社 ミップ・ステーションを創業。2005年には、アナウンスオフィス有限会社ミップ・ステーションを設立。結婚式やイベントの司会、テレビ・ラジオタレント、ナレーターを養成・派遣する業務を行っている。社員や所属タレントはほぼ女性。経営者として、女性を扱う難しさと女性の力のすごさをともに実感。また、男性経営者からも女性社員の悩みを聞くことが多々あり、「社員教育で困っている中小企業の力になりたい。女性社員の能力をもっと引き出して社会に貢献する人材を増やしたい」そんな想いから人材育成コンサルティング事業ミップ・コンサルティングを立ち上げる。
アナウンサー、講師、経営者、これらの経験とノウハウを世の中に共有することで、女性のビジネススキル向上や、男女の垣根を越えて一人ひとりが輝く職場づくりの研修を提供している。

特別編集
橋本美穂が女性社員を育てる ”本当の理由”とは?

わたくし橋本美穂が、タレントプロダクション経営から企業向けコンサルティングの領域に挑む”本当の理由”をお話しします。 私と「女性社員」の長い長い戦いの歴史に、少しだけお付き合いください。

女って、面倒・・・

私は、自分が女性でありながら、ずっとこう思っていました。
OL時代、ランチタイムのトークはいつも上司の愚痴。
お茶くみ、コピー取りがOLの仕事の代名詞だった時代でしたが、その仕事に疑問も不満もなかった私は、この手の話にはなかなか入れませんでした。

退職後、イベントコンパニオン(以後CO)の事務所に登録しました。
名古屋デザイン博覧会が成功に終わり、華やかな時代。
当時のギャラが1日7000円。

(1日ニコニコしているだけでこれだけもらえるとはなんていい仕事!)

と私が感動していると、あるCOがこんなことを言うのです。

「ねえ、知ってる?私たちの料金15,000円なんだって!なのにギャラが7000円って安くない?!」
(え?当たり前じゃん!会社ってそういうもんだよ!)

私は理解に苦しみました。
さらに、「この現場は嫌、あれは納得がいかない」と文句を言って、仕事を拒否する人がいるのも知りました。
(仕事を選ぶなんて信じられない・・・)

当時バブル全盛期。いわゆる「パパ」がいる子もいて、マンションや車を買ってもらったり、自分たちのギャラでは到底手が出ないようなブランドバックを持っている子もいました。

しかし、私は全くうらやましいと思うことはありませんでした。
お金はもらうものではなく、稼ぐものだと私は考えていたからです。

女って、怖い・・・

それから数年後、ZIP-FMのアナウンサーに合格し、フリーアナウンサーなりました。

同時期に、アナウンサーの養成などを事業とするミップ・ステーションも設立します。

某企業から商品PRのCOの取りまとめを依頼され、その取引のために取り急ぎ屋号をつけた、というのがきっかけです。
事前に私が商品知識などの教育を施し、全国にCOを派遣するという業務でした。
日々依頼が舞い込み、多忙な日々。

そんなある日、一人のCOが、
「あの、思い切って聞きます。
橋本さんはここの会社の社長の女なんですか?!みんなそう言ってます。」
(え~~なんじゃそれ?!)

実はその会社の社長は、長者番付に名を連ねるほどの方。
もちろん直接お会いしたこともありません。
ちなみに当時の私は、1300CCの日産マーチに乗って、実家暮らしです。
それなのに、私はいつの間にか、その「社長の女」になっていたのです。

このガセネタの火消しに躍起になっていたとき、OL時代の同期から一通の手紙が届きました。
そこには、「私はあなたが妬ましかった」と書かれていました。
当時の私に対して抱いていた嫉妬が羅列されていて、「でも今はそれを悔いている、ごめんなさい」という内容でした。
これを読んで、「女は勝手に人を羨む」のだと私は悟りました。
そして、火消しは諦めました。
消しても消してもどうせまた放火されるだけだと。

女って、身勝手・・・

2005年にミップ・ステーションを法人化しました。
そこからは、女性社員に振り回されました。

私が不在の時に彼氏と何時間も長電話していたことが発覚した社員。
それを注意したら

「橋本さんこそ、会社にいないとき何やっているかわからないじゃないですか!!」

と逆切れされたり。
未婚で妊娠した子が、つわりが酷いからと何日も休む日が続いたのでいったん退職を促したら、

「会社は配置転換する義務がある!」

と反論。しかしその当時、私含め3人の事務所です。
配置転換なんて、どこにするんでしょう・・・。

取引先の人と不倫していた社員もいました。
その子は私の会社の登録スタッフを引き連れて、二人で独立しました。

事務所に複数の女性スタッフを置くと
「相性が合わない」と双方が言ってくるなんて日常のこと。
まだまだ、いろんなことがありました。
幸い今は優秀な社員には恵まれていますが、ここにたどり着くまで大変でした。

ミップ・ステーションの所属タレントもほとんどが女性。プライドの戦いです。
一人をほめると、一人は拗ねる。
一人仕事が増えると、一人は妬む。
実力のもとで平等に扱っていても、それを不公平だと言う。

仕事がないと事務所のせい、仕事が増えれば自分の力。
何人も入っては、何人も辞めていきました。
会社にケチをつけて、辞めてそのまま仕事を持っていく司会者もいました。

(ここまで育てたのも、仕事ができるようになったもの、事務所でしょ!)

と思うことも多々ありましたが、法律で義理人情は定義されていません。
女性はベクトルは、上ではなく横に向いているのです。

女性の育て方が見えてきた

会社を経営しながら、司会者になることを希望する多くの女性を面接しました。
すると、多くの女性に共通の思考パターンがあることがわかってきました。
少しだけご紹介しましょう。

・30歳前症候群
30歳手前の女性。美人で独身、結婚の予定がない。

そこそこ大手の企業にお勤めで、お給料も悪くない。
でも自分より若い子が入ってきて、
前のようにちやほやされなくなってくると、
「私、このままでいいのかしら。このまま終わってしまうのは嫌。」
「転職も考えたいけど、今の給料がなくなるのは心配。」
「だから、司会者の訓練を受けて、そちらの収入が上回ったら
会社を辞めて自分も人生を輝かせたい。」
自分の人生を輝かすことに価値観を置いているタイプ。

・妊娠中キャリアアップ作戦
結婚して仕事は続けている。
でも妊娠出産したら今の仕事を続けるのは難しい。
「そうだ、妊娠中はどうせ他のことはできないし、この期間を有効に使って司会の勉強をしよう!
そうすれば、出産後には司会者になれているはず。
土日なら旦那が子供を見てくれる。
ママになっても人前に立てる仕事って格好いい」
こんなふうに、子供を持っても自分が輝ける場所を持ち続けたいタイプ。

・輝く第2の人生設計
30歳後半、子供が少し手が離れてきた。
自分の時間もできたし、空いている時間で仕事をしたい。
パートや○○ちゃんのママとかではなく、自分らしい仕事をしたい。
あるいは結婚を機に会社を辞めたのに、結局は離婚。
どうせなら前からやりたかったことに挑戦して、離婚してよかったと思いたい。

こんなふうに、自分らしくありつづけることに憧れるタイプ。

女性を長年育ててきた経験で、ようやく分かったこと、
それは、 女性は「認められたい」「輝きたい」生き物だということ。
そして、横に向きがちなベクトルを前向き・上向きにすると、女性は何倍もの力を発揮するということ。
女性は、まじめで、約束を守るし、安心だし、努力家だし、仕事が丁寧だし、好奇心が旺盛です。
その力を引き出せていなかったのは私自身だということにも気づかせてもらいました。

当社も 女性の力で運営している会社ですから、その女性の力を引き出さなければ始まらない。
そこで、いろいろな試行錯誤を繰り返しました。

そしてたどり着いたのが、

1)理念教育
2)社会人教育
3)個人が輝く教育


です。 これが、私の女性活躍推進のための研修の礎となっています。

女性を育てることで社長の力になりたい

私自身が経営者として、女性の育て方に悪戦苦闘し、ときには不義理な仕打ちも受けながら、ここまできました。
だからこそ強く思うことは、

「私は世の中の社長の味方でありたい!」

ということです。
小さな会社で、経営者としてもまだまだな未熟な私。
でもそれなりに頑張ってきました。

どんなに苦しくても給料も払わないといけない。
頭を下げてばかりのことも多い。
でも、誰からも褒めてもらえない。それが社長。
だから、私は「社長の味方になろう」と思ったのです。

「社員に対し社長を褒めることがきるのは私しかいない
そして、社長の想いに添った研修をしよう。」
と決めています。
だって、社長さんは、研修にお金を使って、さらにその時間、給料も払っているわけですもの。

「みんな、こんないい会社で仕事できて幸せだね!!」

と、社員さんには伝えています。
社長さん、もっと女性の力を引き出して、もっと貢献してもらいましょう!
でも教育方法がわからないですよね。だから私の出番です。
そんな社長さんのお悩みの相談から聞かせてください。
必ずお役に立てるように、がんばります!

女性社員に関するお悩み、
うかがいます!